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意外に簡単!シルバーアクセサリーのお手入れ

      2014/12/15

意外に簡単!シルバーアクセサリーのお手入れ
シルバーアクセサリーはお手入れが難しいと思っていませんか? 

どうせすぐに黒くなってしまうんでしょ……と敬遠しがちな人も、分からずに悩んでいる人も、ぜひ知っておいてほしいのがお手入れにまつわるテクニック。

コツとポイントさえしっかり押さえていれば、シルバーアクセサリーはいつでも、いつまでも、美しく輝いてくれます。

そのやり方、間違ってない? シルバーのためのスリーステップ

「シルバーアクセサリーのお手入れ」イコール「洗浄液にドボン!」だと考えてしまってはいませんか? 

洗浄液はお手入れの頼もしい味方ですが、頻繁に使うと金属の浸食が心配です。洗浄液頼みのお手入れだけでは、シルバーの劣化が早く進んでしまうことにもなりかねません。

そこでご紹介したいのが、スリーステップで誰でも簡単にできるお手入れ方法です。

磨くのが大変だと思われがちなシルバーですが、正しい手順さえ踏めば、それほど手間も時間もかからないのです。

その1・洗浄液よりも石鹸洗いが大切

重要なのは洗浄液選びではなく、石鹸で汚れを落とすことです。

シルバーの変色の原因は、脂分や皮脂の付着にあります。

それが時間が経つことで変色がどんどん進んでしまうのです。

お家に帰ったらすぐにシルバーアクセサリーを石鹸で洗う習慣を付けたいものですね。

身に付けたあとは、以下の要領でよく洗いましょう。
やわらかめの歯ブラシに石鹸をつけて、やさしくこすってみてください。

汚れさえきれいに落ちれば、洗浄液の使用頻度を減らすことができます。

また、洗浄液に浸けるときも、皮脂が付いたままだと白みがかったくすみのある色になってしまいます。
何よりも「石鹸洗い」を、お手入れの最初のセオリーとすることを覚えておきましょう。

その2・布で磨いて輝きグレードアップ

しっかりと水分をとったあとは、市販の不織布で磨きます。

シルバーアクセサリーの変色の原因は「酸化」ではなく「硫化」にあります。

空気中に含まれる微量の硫化水素と結合することによって、「硫化銀」が生じてしまい、そのため表面が黒ずんでしまうのです。

市販のシルバー専用磨き布には、硫化を防ぐ成分が染み込んでいるので、仕上げに使えば硫化物の付着を防ぐことが可能です。

そしてもうひとつのポイントは、メガネ拭きによる最終仕上げです。

レンズ用のメガネ拭きは、繊維が細かいため、目に見えない隙間やキズの奥まで届いて、汚れの元を吸着することができます。

この2種類の布を使えば、とてもきれいな仕上がりになります。

その3・空気を遮断して保管しよう

そして最後は保管方法です。

せっかくぴかぴかに磨いて引き出しにしまっておいたのに、いざ使おうとしたら空気中の硫化水素のせいでシルバーアクセサリーが変色していたという悲しい事態が起こることがあります。

それを避ける簡単な方法は、ジップ付きの小さな袋に入れて保管をすることです。

袋はディスカウントショップなどでもすぐに手に入ります。

空気を抜いてちりやほこりから守り、密封状態で保管すれば、時間が経っても磨き上げたときそのままの美しさを保つことができるでしょう。

コツを掴めば手間要らず

シルバーアクセサリーの温かみある白銀の輝きは広く永く愛されてきました。お手入れのコツさえ掴んでしまえば、あとは簡単ですね。引き出しに眠っているシルバーも、きれいに甦らせてあげてください。

  • 洗浄液を使うよりも石鹸で皮脂を丁寧に落とすことが大切
  • シルバー専用の磨き布のあとは、メガネ拭きで仕上げを
  • 密封できる小袋に入れ、空気を抜いて保管

使用後すぐのお手入れと保管方法を守ることで、お手入れも時短が可能です。

トータル10分程度で、いつでも気持ちよく身に付けることができます。

洗浄液の使用回数を減らせば、大切なシルバーアクセサリーの寿命を延ばすことにも繋がります。ぜひ実践してみてくださいね。

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