女性にモテたいからと高いアクセサリーをプレゼントする必要はない
2012/06/15
今回も男性に向けたエントリーですね。
女性の方はスルーしていただいてかまいません。
ではオーダーメイド工房に潜むジンクスをご紹介しますね。
それは、、、、
「女性にプレゼントしたいからと言うだけの男性からの依頼には気をつける」
です。
これ、どういうことかわかりますか?
ズバリこれ、
『あの女性へのサプライズプレゼントに
オーダーメイドのシルバーアクセサリーを作ってしまおう!!』
と肩に力の入った殿方がオーダーしているということなんですね。
要は、贈る相手に確認はおろか、突然指輪を作ってしまおうという感じ。。。
たぶん、この種の男性方は仕事はまじめになさっているので、
お金にはあまりうるさくないので、オーダーメイドを考えるようです。
ただ、いわゆる根回しといいますか、、、
相手の女性へのリサーチが少なすぎるといいますか、、、
とにかく「ちょっと無理めのプレゼント大作戦」になってしまっているんですね。
で、この依頼をそのまま続けていくとどうなるかといいますと。。。
オーダーメイドの製作には、大変時間がかかります。
通常3ヶ月~6ヶ月程度。
なぜかといいますと、リサーチとデザイン作業から始まり、
ワックス原型製作も数回行いベストバランスを追求しますから。
それで、、、、
2ヶ月を過ぎていよいよ本番製作というときに、、、電話が鳴るんです。。。
「すいません、カノジョと別れました。。。なんとかキャンセルできませんか?」
と。。。正直、この時点でのキャンセルは受け付けられないのですが、
かといって、サプライズプレゼントになりそこねたアクセサリーを
このまま完成させて、お引渡しをしてもお客様は喜ぶわけではありません。。
かなりの数の「別れちゃったキャンセル」被害を受けてから
ようやく私なりの解決策を思いつきました。
それは、、、
オーダーの打診を受けたときにこう言います。
「そのご注文、まだちょっと早くないですか?」と。
あるいは、
「もう少し彼女の好みやファッションスタイルを
つかんでからでも遅くはないですよ。」と。
すると、ほとんどの男性がこういいます?
「そうですかね?やっぱり?」と。
ね、、、こんなですもの、それは無理がありますよ。
ご自分でも本心では気づいていらっしゃるのに、
「プレゼントしてしまえば、いい方に転んでいくさ」
と超楽観的にプロジェクトを進めようとするんです。
ですから、このケースにぴたりとハマッてしまった場合、
私はもうそのままオーダーを受けることはありません。
そのときにはお客様にお伝えしています。
「ウチにご依頼しようとしていたご予算を使って、
彼女へのリサーチをもっと進めてみてください。
その後で、十分な機が熟したときに、彼女が喜びそうなら
どうかそのときにはオーダーしてみてください。」
と。
このようなやりとりをさせていただくようになってから、
「別れちゃったキャンセル」がなくなり、
打診を受けて、一旦お断りしたお客様のうち30%くらいから
「うまくいきましたありがとうオーダー」
を半年後くらいに承るようになりました!
ということで、男性諸氏にお伝えしておきます。
女性にモテたいからと
いきなり高いオーダーメイドアクセサリーを
プレゼントする必要はありませんよ