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この方法であっという間にシルバーアクセの製作工程が学べる

      2012/06/15

この方法であっという間にシルバーアクセの製作工程が学べる

たいていの方はシルバーアクセサリーの製作工程といわれても

「なんのこっちゃ?」

って思いますよね。
—–

でも「ちょっと彼女にアクセサリーをプレゼントしたいなぁ」
なんて思ったときに、

「ただ買うのも芸がないから自作しようかなぁ?」
なんて思うはずです。

すると、今開いているブラウザの検索窓に

「シルバーアクセサリー 自作」とか
「シルバーアクセサリー 製作」とか
「シルバーアクセサリー 体験」とか
「シルバーアクセサリー キット」なんて打ち込みますよね。。。

ヒットしたページを読み始めても、たいがいはなんのこっちゃと思うはずです。
試してみてください。。。

じゃ、どうしたらいいのか?

実は簡単なんです。ポイントは

 \\        //
   「逆から考える」
 //        \\

ということなんです。これから4つの質問をしますので、
がんばって答えを考えてみてください。

この方法であっという間にシルバーアクセサリーの
製作工程が学べてしまうはずです。。。

それではまず
シルバーアクセの定番でもあるスカルリングの完成品を思い浮かべてください。

◆で、質問その1

「このスカルリングはどうしてこの形になったのでしょう?」

さぁ考えてみてください。

答えは。。。

『溶かした銀をスカル型に流し込んだから』

です。

みなさんコレなら分かりますよね。

簡単すぎると怒らないでください。

◆質問その2

「では、そのスカル型はどうやって作るのでしょう?素材は何でしょう?」

これは少し難しいですね。

ヒントは、、、

  溶かした銀はかなりの高温で800℃近いということです。

では、答えは、、、

『高温の銀が流れても壊れない型、、、、、、それは石膏で作ります。』

よく美術室においてあった白いギリシャの顔の像ですね。

実はあの石膏は焼き固められたモノで、石膏は粉末で売られています。

『まだ粉の石膏を水に溶いて筒に流しこみ、ひと晩焼き上げるんです。』

すると石膏はカチカチに固まるんです。

◆質問その3

「では、その石膏の型をつくるときに、スカルはどうなっているのでしょう?」

これは超難問ですよ!しっかり考えてくださいね。。。

どう思いますか?

石膏の中にはスカルの形をした空洞ができていなくてはいけません。

でも石膏は硬く固まる素材な訳です。。。。

ヒントは

 石膏を焼き上げる過程で消えてなくなる素材でスカルができていれば。。

さあ、答えです。

『石膏を焼く前は固形物であり、

      焼き上げる途中で消えてしまう

          ロウソクのロウでスカルを作ります!』

みなさんどうでしたか?

これは非常に難しかったですよね。。。

でも、これがワックス(ろう)がロスト(消失)するという

   「ロストワックス製法」

              と呼ばれるゆえんです。

◆質問その4

では最後になりますが、

「じゃ、いったい銀職人さんは何を作るのでしょうか?」

これは簡単。

『ロウでスカルを作ります!』

ということで、きわめて大雑把にいえば
職人さんはロウ細工師ということができます。

ですので、みなさんもロウ細工を作ることができると
シルバーアクセサリーデザイナーへの道を歩むことになります。

もちろん、こんなに簡単には作れないんですけどね。。。

かなりの駆け足でしたがこれが
シルバーアクセサリーの製作工程でした!!!

以上
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